第16回全国夕陽サミットin大阪南港&パンスタークルーズ―大阪南港宣言
大阪南港宣言
全国で唯一、西方に大きく開いた大都市・大阪。
私たちは今日、このまちの夕陽が信仰の対象として古くから親しまれ、今もまた大阪に暮らす人、大阪を訪れた人それぞれに欠かせない存在であることを知りました。
多くの人とモノをのせた国内外の船が、この港を行き交っています。それはずっと昔から連綿と続いてきた大阪の港の風景です。入港する船からは夕陽を燦然と浴びて輝くまちの姿が見えたでしょうし、夕陽へ向かって出航する船を見送った人も少なくなかったことでしょう。かつての姿と異なるのは、港が西へ西へと夕陽に近づくように拡大し続けていることです。2025年には、大阪で2回目となる万博の開催がベイエリアで計画されています。統合型リゾート(IR)も建設される予定です。それは、大阪の最西端であるベイエリアに「西方浄土」を出現させようとする大阪人のDNAなのかもしれません。
だからこそ私たちは、大阪の夕陽を将来に渡って愛で讃えていかなければならないと今日思い至りました。大阪にとって唯一無二の資産であることを改めて知った今日を機会に、人と人との出会いを夕陽が紡ぐ機会を創っていかなければなりません。
西方から船が来ます。西方へと船が出航していきます。ベイエリアにはたくさんの人たちが交流し、その姿が夕陽に照らされてキラキラと輝いています。そんなビューポイント、サンセットクルーズが実現し、365日一つとして同じものがない夕陽の多様性を、このまちから発信していきましょう。
それが、このまちの奇跡であり必然。サンセットシティ大阪の確立に向け歩んでいくことを今日宣言します。
2018年5月18日
第16回全国夕陽サミットin大阪南港&パンスタークルーズ 参加者一同
宣言文朗読
野瀬 和宏